
電源コードが家具などにはさまれたり、折り曲げられたりして劣化すると、被覆がむけて短絡(ショート)することがあります。このような状態になると、極めて高い熱が短絡箇所から発生し、電気火災を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
コード短絡保護用瞬時遮断機能が付いた住宅用分電盤なら、コード短絡時の短絡電流を検知して瞬時に電路を遮断するので安心です。
「内線規程」における関連事項
内線規程では、電気製品のコード短絡による火災発生を抑えるため、コンセント回路には「コード短絡保護機能付ブレーカ」を使用することが「勧告事項」となりました。
3605-4 分岐回路の開閉器及び漏電遮断器の取付け
(中略)
5.「分岐回路用過電流遮断器の種類」
住宅の分岐回路用過電流遮断器は、次によること。(勧告)
(中略)
②コンセントを有する回路(据置型の大型電気機械器具等への専用回路のものを除く。)に施設する前号の配線用遮断器にはJIS C 8211(2004)「住宅及び類似設備用配線用遮断器」に適合するコード短絡保護機能を有するものを使用すること。
(内線規程内線規程JEAC 8001-2011より引用)