平成17年6年15日に本委員会のメンバー6名によるJHFCパーク(横浜市・鶴見区)の視察が行われました。JHFCとは水素・燃料電池実証プロジェクト(Japan Hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project)の略で、「燃料電池自動車実証研究」と「燃料電池自動車用水素供給設備実証研究」を行っています。
ショールームにはトヨタクルーガーVをベースとした1台1億円の燃料電池自動車(FCV)が展示され、威容を誇っていました。経済産業省では2010年までにFCVを約5万台、2020年までに約500万台の導入を目指しており、今後地球環境保護の高まりとともに急速に普及が予測されます。現在日本国内での登録台数は自治体などを中心に約60台で、開催中の愛・地球博でも瀬戸会場と長久手会場間輸送用バスとして運行されています。
燃料となる水素は、製造コストの問題でガソリン等の化石燃料から作っていますが、将来は地球上に無限に存在する水から水素を生み出せるよう、日夜研究に励まれているそうです。
我々住宅用分電盤業界も家庭用燃料電池の普及により大いに関係する分野であるだけに、興味を持って視察するとともに、職員の方と有意義な意見交換をすることができました。
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