平成22年9年30日に本委員会のメンバー9名による九州電力総合研究所(福岡市・南区)の視察が行われました。この研究所では電力の安定供給及びコスト低減など「電力固有技術の維持向上」に関する研究開発に重点的に取り組むとともに、環境保全や新エネルギーなど「時代のニーズを先取りした新技術」に関する研究開発に取り組んでおられます。
中でもIHを応用した台に当て発熱しやけどしないIHアイロン、7万円のEVコンセント、リチウム電池、急速・普通充電器など注目される技術が目白押しです。
今回は研究所構内に建てられたインテリジェントハウスの周辺の設けられた、電気自動車に搭載のリチウムイオン電池に蓄えられた電気を家庭に供給するV2H(Vehicle-to-Home)システム、風力、太陽光発電とリチウムイオン電池をドッキングさせた家庭用サスティナブルエナジー、普通充電器、急速充電器などを視察しました。
九州電力は離島や山間地など多額の送電コストがかかるにもかかわらす、発電コストの安い原子力発電が発電量の42%と高く、化石燃料の依存度は低く抑えられており、そのため電力料金が比較的安いとのことです。
施設の視察の後に研究所のみなさんと参加メンバーによる意見交換会が行われ、EV用充電器やその普及に伴う電力会社の対応などについて活発な意見が出されました。 |